2017-07-24から1日間の記事一覧

大江健三郎全小説全読書会より~『叫び声』

1961年に出版された『何でも見てやろう』には、途上国の希望とその裏側の絶望を見る小田実の透徹した視線がそこかしこにあふれている。たとえば、ナセルの演説に駆けつけた聴衆たちの熱狂を記す次のような箇所。 「ナセル!」隣りの男が私の肩を叩き、またそ…